薔薇
薔薇には圧倒される。
アリストテレスの教訓
ご近所の紅葉は、今年も絵になる。ビビットにしてみました。アリストテレスも深い。私たちは昔から賢明な人類であったのだと思わせてくれます。
1.自分を知ることはすべての知恵の始まりである
2.受け入れずして思想を嗜むことができればそれが教育された精神の証である
3.教育の根は苦いが、その果実は甘い
4.働く喜びが仕事を完璧なものにする
5.深い闇の中にいるのなら、光を見つけることに集中しなければならない
6.批判を避けたいのであれば、何もせず、何も言わず、何者にもなるべきではない
7.良質とは、高みを追求する意志、地道な度量、聡明な方向性と熟練した技術を積み重ねた結果。多くの選択肢を賢く選び出すことを意味するものだ
8.賢人は多くのことを気にかけず、自身を不必要に危険に晒さない、だが重大な局面では、人生さえも捧げる。なぜなら特定の状況では生きる価値がないことを知っているからだ
9.不公平の最悪な形はそれを公平にしようと試みること
10.若者は常に興奮状態である
11.私たちや行動が、習慣になる。節度のある行動をしていれば、節度のある人をなり、勇気のある行動をしていれば勇敢な人となる
12.少しも狂っているところがない天才などいない
13.知識あるものは行い、理解あるものは教える
14.栄誉のためではなく嫌なことから逃げるために行う自殺が勇気ある死とされている、しかし問題から逃げるのは臆病者の証拠だ
15.人は物事を繰り返す存在である。つまり優秀さとは行為ではなく、習慣になっていなければならないのだ
16.魂は体に自然と宿るもの。それがなければ人生は無意味なものになる
17.怒ることは簡単なことだ。しかし正しい人に正しい程度に、正しい目的で怒ること。それは簡単ではない
18.勇気がなければこの世で何も行うことはできないだろう。勇気は名誉に次に価値あることなのだ
19.若者は容易に騙される。なぜならすぐに信じるからだ。
20.行動する力があるとき、そこにあるものは何か。行動しないとき、そこにあるものは何か
21.孤独を愛するものは野獣か、そうでなければ神である
22.友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう
阿修羅像
「啓翁桜」毎日見ていると枝の先迄しっかり花を咲かせてくれて、さらに緑の葉も、本当にありがとうという気持ちになる。
来月奈良博物館の快慶展を見て、隣の興福寺で阿修羅像に会いに行こうと思っている。
『応仁の乱』がよく売れているらしいので本屋で立ち読みしようと思った。まずは、興福寺の別当の日記から書かれている。南北朝時代の理解はあやふやだったので、興味深くこの本を買ってしまった。
何気なく阿修羅について調べているとNHKで
3月23日(木)午後10時から90分番組がある。
阿修羅像は、ファンが多い。顔立ちや姿に仏像という概念を忘れさせてくれるものがある。
時代を超えで私たちを魅了する。
アンテナを立てていると、繋がってるなあと感じる。
江戸琳派の美 抱一・其一とその系脈
(別冊太陽 日本のこころ244)
京都細見美術館の鈴木其一展も19日まで。
鈴木其一。酒井抱一の弟子で江戸琳派を代表する絵師。亡くなったのは1858。歌川広重と同じ年コレラで死亡。
アメリカ艦船ミッドウェーがシナを経由して日本に来たとき、江戸にコレラを持ち込んだらしい。
『文明の崩壊』のジャレドダイヤモンド著を思い出した。コレラに対して免疫のない日本は、当時防疫体制も整っているとは思えず、ひとたまりもなく発病したであろうと想像する。
多くの人々がコレラに罹りなす術もなく命を落とした。それから思うと現代は、様変わりしていると思う。
安政の大獄とか、飢饉とか、しかし戦いに明け暮れた戦国時代から見ると江戸時代は落ち着いて生活出来たであろう。
今の時代の利点を喜んで豊かに生きていく術を心得たい。生活に追われて良さを享受できないのでは残念だ。