『西国三十三所』京都国立博物館

草創1300年西国三十三所の日本最古の巡礼路の至宝が京都国立博物館で展示されている。

718年長谷寺の徳道上人が閻魔大王と会い悩める衆生を救うため３３所の霊場巡りを始めた。

ということらしい。それから1300年は2018年です。

ニコニコ動画の ニコニコ美術館で展覧会の放送があった。実に学芸員さんの御詠歌や柄杓でお金を集めるクラウドファンディングなど驚くような展開があった。阿鼻叫喚という言葉も阿鼻と叫喚という８大地獄のうちの２つらしい。ただの物語だと思っていると暮らしの中にしっかりと取り込まれていることに驚く。脈々と受け継がれている伝説の中に私たちもいるのだと気付かされる。死の世界の伝承が多くある。

西国三十三所巡りは阪急交通社など７回ぐらいに分けて全部回れるツアーが組まれている。

至宝がこんなにたくさん京都国立博物館に集合すると今巡礼している人は残念なことになるのではと心配になるくらいの展示であった。