『マーケット感覚を身につけよう』ちきりん著2015

価値を認識する能力=マーケット感覚

最後に出てくるいろどりの葉っぱビジネスのお話は、何度も読んだり、テレビで見たりしてそういう着眼点があったのかと思っていたが、これこそがマーケット感覚のあるやり方なんだ。

知ってはいたけどちきりんさんがここにはっきりと名付けてくれたおかげでそれを認識することができた。これこそが考える力なのだ。

あっという間にどんどん変わっていく未来をワクワクしながら前向きに自信を持って進んでいくためのマーケット感覚を身につけたい。

ANAの競合にテレビ会議がこの本が書かれた時に思いつくというのはさすがだ。2020年ならすぐに思いつくけど。

直面するすべての問題においてマーケット感覚が重要なら、常に考え続けることが習慣とならないといけないしそれが面白いと感じるとより楽しい人生となるだろう。

顧客が市場で価値を交換する場面を直感的に思い浮かべられることが必要。

論理思考とマーケット感覚の両方が必要。

社会問題解決のために結婚しろ子供を産めという発想は、「兵隊になる子を増やすため産めや増やせ」と言っていた時代と変わらないとはその通り。規制当局が存在しないインターネットの世界の特徴。

ドバイでは料理の値段を気にする人がほとんどいない。この頃確かに値段を気にしない人は一定数いるんだということがわかった。安いことが正義というわけでは無いけど、それを表立っていう人はまだ少ない。

老後には何千万かかると不安を煽る記事を書いている人はあなたの老後を心配してくれているわけではなく、単に貯蓄市場の広報係に過ぎない。(上手い)

私的援助こそ弱者を切り捨てる。

ボランティアや弱者支援はマーケットメカニズムに基づいている。ここで競争力があるのは見た目。価値を直感的に理解できるようになることが重要。、

マーケット感覚を身につける方法

1.プライシングができる

2.インセンティブを理解する

3.市場に評価される方法を学ぶ

4.失敗と成功の関係を理解する

5.市場性の高い環境に身を置く

変わらなければ換えられる。

ちきりんのような有能な人がたくさんいて、日本が良い方向に向かわない訳はないなあと思う。たくさんな有能な人が真剣に考えて毎日買物をしている。その結果は、真摯に受け止めたい。

そこに日本の価値があるようです。