『冴える脳をつくる5つのステップ-ゆっくり急ぐ生き方の実践』築山節著2020


以前に読んだ、脳神経外科医の築山さんが書いた『脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める』は、生活習慣によって冴えた脳をつくる内容。

・集中力と頭の回転の速さを高める

・行動力とセルフコントロールを高める

・情報を入力する力と記憶力を高める

・意欲を高める

 

本書は、さらに洗練された内容を期待。

 

睡眠と規則正しい生活。

ゆっくり急ぐとは、

①何事も仕事を始める前には慎重に考えるように

②感情は常に理性によって制御されていなければいけない

③ちょっとした遅れも手遅れと考えるせっかちな人たちに対して冷静な判断なく無鉄砲に突進することはむしろ避けるべき

 

このコロナの期間に、マスクと手洗いの習慣を身につけた。人間は必要とあらば今までにない習慣を身につけることが出来る。

 

いつも適切な判断で機敏な行動が出来るように普段から意識して準備しておく必要がある。

 

ステップ1健康 いつまでも元気で暮らすために

ステップ2自立 運動が脳の働きを活性化する

ステップ3自律 脳と腸の関係を知る

ステップ4管理 脳の健康状態を保つ

ステップ5対策 ゆっくり急いで「冴える脳」になる

■ステップ1 健康

人間は、体温が低下皿と免疫力が落ちる。基礎体温低下の原因は、

①加齢 基礎体温は加齢とともに低下

②運動不足

③職場環境

④ストレス

免疫力を上げる方法

①運動

②入浴

③朝食

④身を温める食事

健康を基盤に自分の世界を最大化して生きようとすることが大切。高齢者も自分の価値を高め努力をすること。

①起床時間を一定にする

②食事は規則正しく

■ステップ2 運動

運動が脳の働きを活性化し正常化する。

80歳以上の半数はサルコペニア(筋肉の萎縮)が見られる。

筋力トレーニングが必須。

■ステップ3 腸

腸と脳

セロトニンは、腸のぜん動運動をコントロール

精神の安定に繋がる

セロトニントリプトファンの材料にもなる

ビタミンB6が必要

腸内1000兆個の腸内細胞

善玉菌を増やす

水溶性食物繊維を取る(根菜 海藻 もち麦

プレバイオテックス オリゴ糖、食物繊維

プロバイオテックス 乳酸菌、酪酸菌、ビフィズス菌

短鎖脂肪酸

難消化性炭水化物=食物繊維を分解すると短鎖脂肪酸になる。腸管のぜんどう運動の促進や粘膜分泌を促進する

酢酸、プビオン酸、酪酸

お酢、ブルーチーズ、バター)

■ステップ4  記録

記憶は浮気者記録は律義者

記録を毎日しっかり取ることが大切。

予定は大まかに記録は事細かに

記録し続けていくとセルフコントロール能力意思力が高まってきます。

記録を取らないと、自分を見る鏡がない世界にいることになる。

 

塊として覚えられる言葉の数

マジカルナンバー3〜5

短期記憶を伸ばす 維持リハーサル

長期記憶にする 精緻化リハーサル

 

意思力

1行動力

2諦める力

3自己認識力

 

①今自分は何をするべきなのか

②何に最も時間を使うべきなのか

 

脳を築くノート

体調管理/感情管理/情報管理

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■ステップ5 対策

健康 規則正しい生活

運動 脳の働きを活性化 筋力トレーニン

腸 脳に繋がる 難消化性デキストリン=食物繊維を取る

記録 セルフコントロール

 

様々な健康に関する本が出版されているが、

よくまとまった養生訓である。

食物繊維をとり規則正しい生活をし記録を残す。読み終わった今は出来そうな気がする。