②『ゼロから学ぶ日本史講義中世篇』

学校で習って、今まで思っていた日本史とはずいぶん違う。色んな研究が進み、変わってきた事もあるが、そもそもの捉え方が違うなあと。

そして近頃話題の本の内容もあちこちに散りばめられているのが楽しい。

中世を楽しむには教養がモノを言う。

あちこちで聞き齧ったことを寄せ集めてなるほどと思う。

ゼロから学ぶ日本史講義中世篇、出口治明著。

中世は、1068年から1586年の500年。

摂政政治が終わった年から、織田信長の上洛まで。

出口治明さんはめちゃくちゃ平清盛ファンだ。

中世のジョブスだと言っている。

きっとファクトに、基づくのだろう。

後白河法皇にプレゼントした。三十三間堂は、見事だ。今も色褪せない。センスと行動力を備えている。

しかし中世の人たちはみんな早く亡くなるのには驚く。

源頼朝の残虐さは、血塗られた家系を示唆してグサッとくる。

朝廷と幕府と寺社勢力の3つが中世の全国を支配していた三大権門。

様々な面で現代の日本社会と地続きになった時代。

中世は庶民たちが成長していく時代だ。

 

平清盛源頼朝足利義満後白河法皇など多くの著名人がいて彩りある時代だった。