③『ゼロから学ぶ日本史講義戦国江戸篇』出口治明著2020

1068中世(500年)摂政政治終わる

1568近世(300年)織田信長上洛

1868近代 明治維新

なんと明確。

生まれた年代、生まれた場所によって人の運命が大きく左右されるモノなのだと痛感させられる。信長、秀吉、家康は、3年、6年と離れて生まれている。もっと離れた年代と思っていたが僅かな違いだ。

リーダーの寿命は15年。

平清盛源頼朝もそれぞれ活躍したのは15年

信長、秀吉、家康も15年、16年、18年。

織田信長(1534-1582)は、既存の枠組みには収まらない、合理的精神人であった。

設計図を描いた人。

豊臣秀吉(1537-1598)は、信長に倣ってそこそこできる人だったが、残酷だった。

徳川家康(1543-1616)は、信長と秀吉の政策を実行した。

驚いたのは、今は江戸時代は士農工商は無かったと言う考え方になっている。

安政の改革「開国、富国、強兵」阿部正弘のグランドデザインを実行した明治維新

 

江戸時代は、平和で、テレビドラマなどで憧れの時代のように思われるが、最低の時代だったと出口さんは言う。日本は貧しい国であった。一人当たりGDPは、1700年676ドル、イギリスの4割、オランダの3割。しかも成長しない社会であった。2018年はオランダ53228ドル、イギリス42580ドル、日本は39304ドル。

身長も伸びず餓死するような、村の連帯責任のシステムからぬけだせなくなる。移動の自由のない社会が良いはずが無い。同意です。