『未来に先回りする思考法』佐藤航陽著2015

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著者佐藤航陽さんの2017年発行の『お金2.0』は面白かった。

『未来に先回りする思考法』は2015年の発行。

この時点で先が読めてたことにリスペクト。

「強者ではなく変化に対抗できた者だけが生き残る」ダーウィンの進化論そのまま。

地図を捨てコンパスを持つ。

点と点がつながるのでは無く線でつながる。つまり、方向が分かる。

「強者では無く変化に対応できたものだけが生き残る」と言うダーウィンの言葉は正しい。

テクノロジーは、人間を拡張するもので、いずれ人間を教育し始め、掌から宇宙へと広がる。

人間は、課題を解決するテクノロジーを発明する。そのテクノロジーは社会構造に深く組み込まれ、そのテクノロジーの存在自体が人間の精神や行動を縛るようになる。

巨大化したグローバル企業は、いつしかこれまでの各国家が満たしてきた需要を自らの成長のために侵食していかざるを得ない。

経済の中心は金融情報通信へとシフトしていかざるを得ない。

閉鎖的な中国と同じ戦略を各国がとるようになってきた。各国の産業がシリコンバレーの企業に骨抜きにされていくのを防ぐため。

つまりアメリカに侵食される。

政府がネットを完全に監視下に置くかもありある。国家の企業化、企業の国家化も進む。

ビットコインのように各国の通貨発行権は挑戦。

資本主義は、いづれ価値主義へと舵を切る。

TwitterFacebookのフォロー数が、お金以上の価値を持つ時代。

変化に先回りした者だけが生き残ることができる。見える人には未来は見えている。

実践あるのみ。この本を5年前に読んでいたら何か変われたであろうか。今読んでも最先端の情報のような気がする。

変化を察知し、誰よりも早く新しい世の中のパターンを認識して現実への最適化を繰り返そうと言う著者の言葉に従いたい。

行動する人が多くを得る時代。過去に100年かけて起こった変化は今は3年で起こる,

テクノロジーは、宗教に近い役割を担う。

本当に必要なことは今自分が進んでいる道は、そもそも進むべき道なのかを考える必要がある。

この本が書かれた5年前から、すっかり見える人には見えていた未来が今もさらにスピードを上げで進んでいる。