『アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書』小川正人著

日本人はお金を理解せず嫌っている。学校でお金の勉強をしていない。

お金の本質を理解して自分の生き方を考える必要がある。レオスの藤野英人さんも『投資家がお金よりも大切にいていること』の中で書いていたように日本人はカネの話は汚い金儲け=悪だと考えている人が多い。お金の見方を変えて自分の人生や社会に対する見方を良い方向に転換することはとても大切だと思う。

 

「生産資源は限られている。したがって人々は自分が欲するすべての商品を手に入れることができない。その結果人々はあるものを選択したら、他のものはあきらめなければならない」

希少性という考え方を理解することからはじまる。

 

6コア経済原則

1.希少性と選択

2.効用と費用

3.インセンティブ

4.ルール

5.自発的取引

6.意志決定が将来に影響を与える

 

5セクターモデル

家計・企業・金融・政府・貿易

 

家計の目的は幸福の最大化

企業の目的は利益の最大化

金融の目的はお金の貸し借り

政府の目的は経済成長の最大化

貿易の目的は国際的な分業で世界全体が潤う 

 

○家計の経済学

年利の72のルール 72を金利で割ると2倍になるまでの年数がわかる。

複利の活用

年利

短期金利長期金利

預金金利とローン金利

可処分所得の減少傾向に注意

労働市場が賃金の額を決める

家計の経済活動は、労働と消費。

○企業の経済学

起業家を育てる前提で説明

新しいビジネスを立ち上げて商品を開発提供したり、人々に賃金や雇用の機会を提供する役割が起業家。

生産3要素

労働、土地、資本、企業家の能力

経営学4つの要素

マネジメント、マーケティング、経営戦略、ファイナンス

○金融の経済学

預金は銀行の借金

時間と利息はトレードオフ

デフレがデフレを呼ぶ

インフレは金利をあげる金利が上がれば株価は下がる。

○政府の経済学

経済成長の最大化

インフレ率を調整したGDP=実質GDP

 

法律の枠組みを提供

自由な競争を確保

公共材投資

外部性をコントロール

所得を再分配

経済の安定

 

大きな政府と小さな政府を選ぶ

 

費用便益アプローチ

○貿易の経済学

ダウ平均株価が上がれば日経平均株価が上がる。

円高と円安。

 

理解している部分とそうでない部分がまだらでなかなか知りたいところにたどりつけない。少しずつ理解していきたい。毎日の出来事のなかでここにたち戻れるように。是非日本でも子供の頃から学んで欲しい。