『あなたはなぜ誤解されるのか』竹内一郎著
『見た目が9割』で有名な竹内一郎さんの新刊。
「私」を演出する技術が必要だ。
それには他人を観察すること、そして自分の非言語情報を客観的見る。
あとがきに全てが書かれている。
言葉は客観視できるが、自分が発する非言語情報は客観視できない。言葉は、論理的だが、非言語情報は感情の方が重い。人間は、論理より感情を重んじて行動することの多い動物である。
非言語情報を丁寧に扱って自分の支え方。磨けば伝達力は飛躍的に高まるはず。
うつむいている顔をちょつと上げて周囲を見渡してみよう。
1.社会のなかで自分が果たすべき役割を演じる必要がある。
2.非言語情報によって相手に誤解されていること、不快にしていることを極力減らす必要がある
自分が自分の演出家になる。
人生は舞台、人は皆役者。(シェークスピア『お気に召すまま』)
他人を観察することで自分かわかる。
本当の悪は笑顔の中にある。
酒乱は、普段の過剰な気配りと引き換えに手に入れた性癖。
注意するときは脳をフル活用する。
最初はそろそろ、相手が警戒心を解いたら相手が自分で気づくような話の進め方をする。話が終わればさっと切り上げる。快感が伴うことはよろしくない。
離見の見(客観的に自分を観察する。)
一般の日本人は感情表現をするとき、表情筋の動きが小さい。
眉毛を思い切り挙げて目をぎゅっと瞑る。3回繰り返す。眼輪筋が鍛えられて表情は豊かになる。目を輝かせるために好きなものを見る習慣があるとよい。
毎日目を向けるものにお金をかけて美しいものを見る。
1日を良い顔で始めよう。見た目に気を配った方がいい。
癖ではなく、持ち味を育てる。
所作の美しさは品格を語る。日舞や能、狂言を学んだ役者は所作が美しい。
相手と黒目を合わせる、ビシッと相手と相対する。凝視し続けると話しにくい。
そして考えた。どういう自分でありたいか?
清潔-丁寧-明るい-知的-親切
何かするときは、これを念頭に置いて決めていきたい。