『トポロジカル物質とは何か』 長谷川修司著ブルーバックス

トポロジカル物質の発見は、ここ十数年の研究から生まれた新しい概念。

物質科学の究極の研究のテーマ。

解明されていない性質がモノにそなわっている。

生命現象や意識の本質が物質のまだ発見されていない隠れた性質に起因しているのではないか。

生命の誕生や維持はモノの形の変化に起因していることも解明されつつある。

第一回ノーベル賞は、X線のレントゲンに与えられた。それから毎年のノーベル賞に値する研究が、重ねられている。

そして次々と解明されている。

スマホは、量子力学の成果による。

半導体の不思議さ。アインシュタイン相対性理論から繋がる多くの研究の結果、今手のなかにスマホを持っている。

そして今後の進化は、さらに加速されていく。

ガリレオの言葉「自然という書物は数学の言葉で書かれている」

ニュートン 微分積分

アインシュタイン リーマン幾何学

量子力学 線形代数

トポロジカル物質 位相幾何学

この辺りの基礎知識がないと理解できない。

ちんぷんかんぷんでも、この本を読むとどこが面白いのか少しは、解る気がする。

トポロジカル物質が、多くの可能性を持っていて、近い将来私たちに多くの恩恵を与えてくれるであろうとは充分に解った。そして、最先端で研究を重ねている分野は不可能を可能にする力を持ち、

想像できないような世界へと私たちをつれていってくれるであろうと思わせてくれる。