2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『人新世の「資本論」』斎藤幸平著

驚愕した。 ここでは、マルクスも資本論も過去のお話ではないのだ。 純粋培養された学問の世界ではこの本に書かれているようなことが真剣に考えられている。 プーチンや習近平の手下になりたいのだろうか?あるいは第二第三の彼らのもとで生きたいのであろう…

『清華大生がみた最先端社会中国のリアル』夏目英男著

著者は、古き中国へ2007年に両親の仕事ために移住した。清華大学へ入学する。 2008年の北京オリンピックを起爆剤に中国は経済成長と国際社会への歩みをスタートした。 その後、財布を必要としない最先端のテクノロジーの国となった。 中国は現状を打破できる…

『絵の教室』安野光雅著

2020年12月24日クリスマスイヴに亡くなった安野光雅さん。 子供向や穏やかな絵を書く人というイメージだったが、この本は想像とは違っていた。 NHKTV番組人間講座「絵とイマジネーション」(2004)のテキストから本書ができている。 この本の結論は、想像力、…

『「考える力」トレーニング』白取春彦著

考えることをやめた瞬間本当の意味での自分の人生を手放すことになる。 語彙の豊かさ、組み合わせる材料を多く持っている。 考えることは自分自身が変わること。 新しい考えは新しい自分から生まれる。 怠慢な受け身ているかぎり自分が新しくなることはでき…

『ブランディングファースト』宮村岳志著

新しい時代の経営の思考法。 ブランドは柱でありその柱を確立するための施策がブランディング。 ここでは企業に関する話であるが、個人でも同じだと思う。 ブランディングは重要だと思う。 例としてシャンプーのボダニストが挙げられている。大阪の小さな会…

『イメージを読む』若桑みどり著

5年前くらいの読んだ若桑みどりさんの渾身の作品『クワトロラガッティ』に心揺すぶられる体験をして名前はしっかりと覚えた。芸術新潮の2021年2月号の本の紹介で橋本麻里さんおすすめの中にこの本があった。これは読まなければ。 綺麗な楽しいものが芸術だ…