瑠璃光院

比叡山の麓の八瀬の地にある有名な瑠璃光院。特別拝観が例年と異なり７月３１日まで可能とのことでした。いつもは混雑するところゆっくり拝観出来ました。

八瀬と言えば猪瀬直樹さんの『天皇の影法師』で天皇の葬送の手伝いをする人々が描かれていたが、比叡山との対立の中で自分たちの物語を持つ必然性が神秘的な伝統として受け継がれていることが興味深い。

瑠璃光院は雨上がりで特に苔やもみじが鮮やかで本当に絶景。まず二階からと部屋に入った途端に大きなテーブルに青もみじが映り込み撮影スポットとなっていました。

写経をした後釜風呂を見学。壬申の乱で大海人皇子が背中に矢を受けて治療のために入った。そこから「やせ矢背」八瀬に転じたとも言われている。

瑠璃の庭、臥龍の庭、「喜鶴亭」いづれも美しくこの数寄屋造りの書院は三条実美の山荘として建てられたもので古来からの寺院とは趣が違う。

帰路は八瀬比叡山山口駅で特別列車「hiei」に乗車することが出来た。