『マインドハッキング』クリストファーワイリー著新潮社2020

『マインドハッキング』クリストファーワイリーさん。先天性の疾患で肢体が不自由なゲイのカナダ人。告発人。

気がつかないうちに、凄い時代となっている。

Facebook上で、ロシアが、アメリカ大統領選にケンブリッジアナリティカ(CA)という会社を使って大きな影響を与えた。

ティーブマノンのマインドコントロール兵器がケンブリッジアナリティカ(CA)

2008年バラクオバマは、マイクロターゲッティングで大統領選に勝った。

ロシアは、トランプを当選させるために

Facebookで、パーソナリティ5因子

知的好奇心

良識性

外向性

協調性

情緒安定性

を使って個人に対するアプローチを行った。

これが出来たのは、民主主義国家で言論の自由があるからだ。

 

共和党支持者で億万長者の投資家ロバートマーサー

ケンブリッジ大学の心理学教授アレキサンダーコーガン

トランプ大統領の選挙最高責任者スティーブバノン

ロシアの諜報部員

が主役だ。

英国のEU離脱トランプ大統領の勝利にケンブリッジアナリティカ(CA)が関与。

知らない間に洗脳させられ、操られてしまっている。

巨大IT企業の手の内にあるビッグデータをAIで解析しあなた以上にあなたを熟知する。

あなたに狙いを定め囲い込み洗脳する。

性格診断アプリを介して8700万人分の情報を入手し、それぞれに合わせてカスタマイズした情報を流し、人々の不満や憎悪を掻き立て分断を煽った。

ソーシャルメディアと、ビッグデータ、AIの最先端で何が起きているのかを内部告発した書。

 

ビッグデータで社会の動向をシミュレーションし、現実社会の問題の解決策を見つけ出すことが出来ると信じた社会科学の革命が、人々を洗脳し操る結果となった。

凄まじい恐ろしさである。我々は、どうやってこれを乗り越えるのだろうか。