『不良中年は楽しい』嵐山光三郎著
1997年に出版され1998年に買っている。
今読み返してみると女癖が悪い話ばかりだ。
買った時は、なんか自由だなあと感じた本だった。
ただ、今読み返してみるとゴシップ話が面白かっただけのような気がする。
家政婦に手を出し男のを生ませ脅迫されてエンゲルスの世話になる
造花の女工を妻にしたものの妻はゲーテに資産があるのをいいことに妹、伯母、兄まで呼び寄せて一緒に暮らしゲーテは家を飛び出した
晩年は酒ばかり飲むアル中の日々
61歳で自殺した。早朝7時に妻のメアリーが寝ているうちに起床して地下室へいき二連発十二口径の散弾銃を選び弾丸を二発分装填し銃口を口の中に入れ足の指で引き金を引いた
ある日突然「画家になる」と言い出した時あの素養などまるでなかった
80歳を過ぎて妻との不和に耐えかねて家出をして、田舎の寂しい小駅で死んだ
いつも賭博場に入り浸り。ルーレットにこり有り金をすって妻の結婚指輪も質に入れ、死期が近くなると妻の名も忘れてしまった
最初の妻ミレヴァとの離婚の切り札はノーベル賞の賞金だった。晩年はアルツハイマーとなり老年は痴呆となった。プリンストン大学の学部長秘書のところに「アインシュタイン教授の住所を教えてほしい」と電話があり「それは秘密で教えられない」と断った。「それは困った。実は私はアインシュタインだが家がどこだったかわからなくなってしまった」と言ったという
72歳の時逗子マリーナ417号室でガス管を加えて自殺した。遺体のそばに八分目くらい残ったウィスキーの瓶が一本置いてあった。睡眠薬中毒であった(最近50年ぶりのマンションが売れた記事見た)