『夫のトリセツ』黒川伊保子著2019

「腹立たしくても、この人も生きる」と決めた人に贈る書。トリセツというアプローチもあると救いになるかも。

少し読み進むとなんか違和感。翻訳本を読んでいる感覚になる。話の流れが、日本人ぽくない。

調べてみても栃木出身で奈良女子大から富士通って日本文化の真っ只中なんだけど。理系出身のせいかもしれない。あるいは社交ダンスのせいかもしれない。姿勢の良さや、イタリアの男性との交流が大きく影響しているのかもしれない。

日本語対話型コンピュータを開発した感性分析の第一人者という。

脳が本能に逆らいながら生きていく道を選んだ。必要以上に腹が立つという事態は避けられない。男性脳は、知れば知るほど不器用で一途で愛おしい。人生100年時代70年も夫婦は一緒に暮らす。夫婦が仲良く暮らすためのテクニックや哲学を人類はもっと研究する必要がある。

使えない夫を気の利く夫に変える方法、そんなのがあるのか?結論から先に言う、数字を言う。

ひどい夫を優しい夫に変える方法、そんなのがあるのか?

あなたがいなきゃ生きていけないと思わせる。だんだん本当にそうなっていく。

カサンドラ症候群

アスペルガー症候群の夫を持つ妻に起こるストレス症状。共感してもらえないことから起こる。共感能力の激しく低い人が増えている。

 

男女脳が異なることから無問題が生じてなかなかお互いに理解できず、こじらせてしまっているとしたら、わずかの行動で解決できるとしたらやってみるのも悪く無い気がする。