『日本の10大新宗教』島田裕巳著幻冬社新書2007
無宗教と言われた日本人も、実は明治維新までは神道と仏教が渾然一体となっていたが分離されたので不明になっている。
こんなに多くの宗教があるのことに驚く。
知らなかったことが満載です。新興宗教ではなく新宗教という題名。1970年代から一般化しているらしい。
人によって、知ってる人には当たり前でも知らない人は驚きの事柄が多い。
こんなに多くの宗教があることさえ知らずに過ごしてた。
オーム真理教などは入っていない。
10大新宗教とは
①天理教
教祖は中山みき。幕末維新1838.10.26立教とされる
②大本
出口和明さんの『大地の母』
③生長の家
谷口雅春さんは大本に入り、脱退し、雑誌から宗教運動が誕生した。海外特にブラジルに信者が多い。
④天照皇大神宮教と璽宇
北村サヨが教祖。「踊る宗教」
故郷では夫の家の先祖だけ供養。都市では、夫婦それぞれの家の先祖を祀る新しい先祖供養。
東京都杉並区和田も一種の宗教都市。
日蓮系法華系
⑥創価学会
日蓮系法華系の在家仏教教団
日本の社会に大きな影響力を持っている、福祉分野では公明党の政策を取り入れている。
MOA美術館3つの国宝
野々村仁清『色絵藤花文茶壺』
手鏡『翰墨城』
mokichi okada association(MOA)
茂吉は大本に入り脱退し世界救世教を始める。
神慈秀明会は世界救世教からの分派、小山美秀子の創立。ミホミュージアムがある。
⑧PL教団
全国の私立高校のうち3分の1が宗教団体を経営母体としている。高校野球で有名。PL花火大会は宗教行事。
開祖は御木徳一さん。神仏混淆。
⑨真如苑
開祖伊藤真乗さん。
白装束集団パナウェーブ研究所の教祖千乃裕子さん全く関係がなかった。
ここに取り上げたのはほんの一部だが、多くの宗教があり人々がそれを信仰していることに驚いた。ここにキリスト教や、仏教を加えると本当にバラエティ豊富なラインナップとなる。
それぞれいろんな事件に巻き込まれながら綿々と続いていて目が離せない。