『Think smart』ロルフドベリ著
『Think clealy』でも52項目だった目次
『Think smart』でも52項目そして『Think right』でも52項目
これだけあれば幾つかは気持ちにピタッとくるものがあると思う。
1新年の抱負が達成できないわけ（先延ばし）
人生は決まった時間しかないのについつい先延ばししてしまう。永遠に生きるかのように。
2「理由」がないといらいらしてしまう（カチッサー効果）
理由探しばかりしている。ほとんどのことは理由などなかったりする。
3比較し過ぎると、良い判断ができなくなってしまうわけ（決断疲れ）
多くの中から選びたいけどネットで探していると比較するだけで疲れてしまう。
4「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ（注意の錯覚）
過信する。自転車でなぜコケるんだ。
5自分で作った料理のほうが美味しく感じるわけ（NIH症候群）
NIH(Not Invented Here)症候群vs舶来症候群 どっちも思い込みですね。
6労力をかけたものが、大事に思えるわけ（努力の正当化）
結果にフォーカスする必要があるとは思うけれどどうしても手をかけたものはかわいい。
7第一印象があてにならないわけ（初頭効果と親近効果）
第一印象が及ぼす影響が大きすぎるため余計バイアスが生じると思われる。
8ボーナスがモチベーションを低下挿せるわけ（モチベーションのクラウディングアウト）
9「ありえないこと」を想像したほうがいいわけ（ブラックスワン）
コロナでこんなに長くマスクをする生活をするなんてオリンピックが延期になるなんて。
10現状維持を選んでしまうわけ（デフォルト効果）
初期設定のまま使いたい。
11ほかの人も自分と同じ考えでいるように思えるわけ（偽の合意効果）
自分が多数派と思う。異なることを想定できない。
12自分より優秀な人を採用したほうがいいわけ（社会的比較バイアス）
使われてしまいそうで怖い。
13地元のサーカーチームを応援したくなるわけ（内集団・外集団バイアス）
つい贔屓してしまう
14予定を積み込みすぎてしまうわけ（計画錯誤）
予定があるほうがいいと思ってしまう。
15ほらで相手を納得させられるわけ（戦略的ごまかし）
すぐにごまかされてしまう。
16計画を立てると心が安定するわけ（ゼイガルニク効果）
中断されると続きが知りたい。
17反射的に思いついた答えは疑ったほうがいいわけ（認知反射）
思いつきは怖いです。
18あなたが自分の感情の操り人形なわけ（感情ヒューリステック）
経験則。感情のコントロールができればいいが。
19自分の考えに批判的になったほうがいいわけ（内観の錯誤）
自分の考えを疑いだしたら何を頼りに考えたらいいだろう。
20最適なものをものを見逃す場合が多いわけ（選択肢の見過ごし）
あとで気がつくことが多すぎる。
21「知らずにいる」ということに対する感情が存在しないわけ（瀉血効果）
今となっては血を抜くことが良いことだと思われていたことが怖い。
22数字は机上で改善できてしまうわけ（ウィルロジャース効果）
机上で改善するのは簡単です。
23小さな店舗が突出して見えるわけ（少数の法則）
24「スピード狂」の運転のほうが安全に見えるわけ（治療意図の錯誤）
25平均的な戦争が存在しないわけ（平均値の問題点）
26「拾ったお金」と「貯めたお金」で扱い方が変わるわけ（ハウスマネー効果）
無駄使いしてしまう。
27統計の数字よりも、小説のほうが心を動かすわけ（心の理論）
感情に揺さぶられる。
28私たちが「新しいもの」手に入れようとするわけ（最新性愛症）
29目立つものが重要なものだと思ってしまうわけ（突出効果）
これはついつい目がそこに行ってしまう。センセーショナルなものに反応する。
30占いが当たっていると感じるわけ（フォアラー効果）
31満月のなかに顔が見えるわけ（クラスター錯覚）
脳はパターンや法則性を好むようだ。
32「期待」とは慎重に付き合った方がいいわけ（ローゼンタール効果）
33誰もヒトラーのセーターを着たくないわけ（伝播バイアス）
34あなたが常に正しいわけ（歴史の改ざん）
35下手に何か言うくらいなら、何も言わないほうがいいわけ（無駄話をする傾向）
36「王者」になったほうがいいわけ（ねたみ）
37都合よく並べられたものには注意したほうがいいわけ（チェリーピッキング）
38プロパガンダが効果を発揮するわけ（スリーパー効果）
39ハンマーを手にすると、何もかもが釘に見えるわけ（職業による視点の偏り）
40成功の決定的な要因が「運」であるわけ（スキルの錯覚）
41知識が転用できないわけ（領域依存性）
基礎ができていないと本を読んでもその内容はわかるけど応用は効かない。
42お金を寄付したほうがいいわけ（ボランティアの浅はかな考え）
世の中を良くしたいなら比較優位論。人の仕事を奪ってはいけない。
43行き当たりばったりで物事を進めたがらないわけ（曖昧さ回避）
44敵に情報を与えたほうがいいわけ（情報バイアス）
45ニュースを読むのをやめたほうがいいわけ（ニュースの錯覚）
46危機が好機になることがめったにないわけ（起死回生の誤謬）
47頭のスイッチを切ったほうがいいわけ（考えすぎの危険）
48チェックリストに頼りすぎてはいけないわけ（特徴肯定性効果）
49「いけにえ探し」はやめたほうがいいわけ（単一原因の誤謬）
50「最後のチャンス」と聞くと判断が狂うわけ（後悔への恐怖）
51あなたの船を燃やしたほうがいいわけ（退路を断つことの効果）
52学問だけで得た知識では不十分なわけ（知識のもうひとつの側面）
重要な知識は実践を通して得られる。
