『自分の頭で考える日本の論点』出口治明著幻冬舎新書
知の巨人、出口治明さんの本。
あらゆる本を読んでいるらしい。
出口さんにいつもあっと思うのは、同じ質問に対して同じ答えが返ってくる点。
それが縦(歴史)横(世界)算数(ファクト)
で考えるということの答えなのかな。
コロナ禍も、終わりがやってきてそのあとはまたグローバルな世界になる。そこは出口さんを信じよう。
日本は労働生産性が低い。製造業の工場モデルを引きずっている。
5要素(偏差値そこそこ、素直、我慢強い、協調性がある、上司のいうことを聞く)確かに!
構造的な低学歴社会、勉強しない。
就職してからも学び続けることが重要。
「メシ、フロ、ネル」から「人、本、旅」
2050年までに温室効果ガスの買収を全体としてゼロにする方針。
憲法は、ひとりひとりが考えることで民主主義が維持される。出口さんは、このままでいいという考えらしい。
安楽死問題については、元気なうちに自分の意思決定能力が低下した時に備えて望む医療や介護の方向性を前もって決めておく。(ACP)
LGBTQ(性的少数者)や障がい者など、少数派の人に優しい社会は、多数派に人にとっても暮らしやすい社会である。
名前を出した言論活動とファクトチェックが、日本の言論環境のクオリティを向上させる。
日本の少子化の原因は、男女差別。
少子化によって人口が減少した国や地域は全て衰退している。フランスを真似すれば良い。
日本は3つのグループの移民の混血の国。
日本語はオーストロネシア語族。朝鮮半島、琉球、シベリアから日本にやってきた3つの移民の国が日本。
購買力平価GDPは、中国、アメリカ、インド、日本の順で第4位。
成長なくして文化無し。
よそ者、ばか者、変人が必要。
自分の頭で考えるための10のヒント
縦横で考える。
算数、数字、ファクト、ロジックで考える。
ふし外付けハードディスクを利用する。
問題を分類する自分の箱をいくつか持つ。
武器を持った考える葦になる。(武器=基礎知識)
自分の半径1m圏内での行動で世界は変えられると知る
人はみんな違って当たり前だと考える。
人の真贋は現行一致か否かで見極める。
好き嫌いや、全肯定、全否定で評価しない。、常識は徹底的に疑う。