『悪魔の予言』日下公人著1997
1997年にこの本を読んだとき、なんとひどい予言と思ったけれど今から振り返れば、当たっていることが多い。この本を読んでから頭から離れなくなった。的中しすぎて怖い。書くと現実化するので、良い話を書いて欲しい。
今は日本の良さを書いてくれている本(世界は日本化する)が多い日下公人さん。
日本人の全てが下層民化する。
昔はボロは着てても心は錦だったが、今は錦は着てても心はボロ。自ら手を汚して働く人がいなくなるので、このままいくと心だけではなく着物もボロになる。
1997年に書かれた本書だが、まさしくこの悪魔の予言は当たっている。
下流は、社会に対して無責任。よこせよこせと騒ぐ、その日暮らし悪いことはみんな他人のせいにする。自分が矢面に立つことは避ける。
中流は人に頼らない、人を助けるために一生懸命働く。納得できないときには意見を言う。
予言は47項目。
第1の予言
含み益を食いつぶして日本のGDPは半分になる
第5の予言
銀行の支店は店舗があまりレストランや学校になる
第10の予言
戦後の日本を引っ張ってきた基幹産業は消滅し枝葉産業だけになる
第28の予言
有効支配していない領土は他国にとられる
第34の予言
企業の定年は40歳になる
第47の予言
日本人の半数は年収400万円以下になる
悪魔の予言を天使の励ましに変える力があると信じて書かれた本書であるが、悪魔の予言は当たってしまった。
天使の励ましの書をたくさん書いて欲しい。