『脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法』新井平伊著

 

寿命が延びている。認知症になる人は多い。

健康に生きて身体寿命を延ばし、同じだけ脳の健康寿命を延ばす。長生きする幸せはそこにある。

厚労省は、2025年なら高齢者の20%730万人が認知症になると推計。

予防策があれば実践したい。

この本の目的は、脳の健康寿命をできるだけ延ばす方法を探ること。

 

脳が必要とする血液量は毎分800ml。

頭の良し悪しは脳の大きさや神経細胞の数よりもネットワークの違いで決まる。

脳の働きは、まだ10〜20%程度しかわかっていない。

脳が老化する仕組み、それを予防する方法は、自分の変化に気づくこと。

自分自身の意欲、何事にも貪欲に取り組もうという意欲こそ、脳の機能を維持する最大の秘策。知能、感情、意欲。特に楽しいという感情は大切。「好きこそ物の上手なれ」

 

脳の健康寿命をいかに延ばすか?

有酸素運動や筋力トレーニン

禁煙

健康的な食生活

お酒の飲み過ぎ防止

脳トレ

社会活動

体重管理

 

生活習慣病を治すHbA1c

糖尿病

コレステロール中性脂肪をコントロールする

歯周病

 

少し汗をかく程度の有酸素運動を週3回30分。

質が高く良い睡眠は脳の健康に不可欠。

熟睡できない時は薬の服用。

ベンゾジアゼピン

ネスタマイスリーアモバン

ロゼレム、ベルソムラ、デエビゴ

 

睡眠時無呼吸症候群は必ず然るべき処置をする

聴力低下を改善することは脳の活動にとって極めて大事。

社会的孤立しないように本人も周囲も気をつける

トランプ、囲碁、将棋、マージャンなどの対人ゲームは、脳の老化防止に効く。

BMI  23前後を維持する。

 

WHO提唱の健康的な食事の内容

果物、野菜400g

豆類、ナッツ、全粒粉穀物

塩5g以下

遊離糖類は総エネルギーの10%未満に

脂肪からのエネルギー摂取量は30%未満に

 

酒は神経毒

ビールならロング缶1本

清酒なら1合弱

ウイスキーならダブルで1杯

 

サプリメントの効果は結論が出てない。頼るな。

脳の最先端医療は、アミロイドPET検査

アリセプト

アミロイドβを減らす

 

65歳から5歳ごとに認知症は倍増する

認知症になっても人生終わりではない。

 

健康に生きて身体寿命を延ばし、同じだけ脳の健康寿命を延ばす。人間が長生きする幸せはそこにある。

 

認知症になる可能性は高い。

出来れば健康な脳寿命を延ばしたい。

週3回30分の有酸素運動や、糖、塩の取り方など食生活の改善、睡眠など日常生活で取り組める事はいくつかある。取り組んでみよう。