『実践ポジティブ心理学 幸せのサイエンス』前野隆司著

日本人は不安になりやすい民族。セロトニントランスポーターSS型を持っている人が多い。日本人の65%が持っている。そんな日本人にポジティブ心理学は必要だ。

「どうしたら幸せになれるか」が科学的にわかってきた。

幸せな人は、自己肯定感が高い、仕事のパフォーマンスが高い、目標が明確、利他的、楽観的、多様な友だちがいるなどどんな人でも生かせる知見が蓄積されている。

ポジティブ心理学を学ぶことでさらに幸せになれる時代がやってきた。

ポジティブ心理学とは「幸せの研究」。ウエルビーイングこそが目指す姿。

レジリエンス(回復力)を高めるためには思考の柔軟性が必要だ。

今ここに心を集中することが幸せにつながる。

「フロー」「ゾーン」は時間がたつのも忘れるようなパフォーマンスの高い体験。

マインドフルネスは瞑想をして心を整えて今ここに集中することという概念。

40~50代の幸福度が最も低く、定年後は上がる。

40代が一番不幸。60代70代80代と年代が上がるにつれて幸福度も上がる。

「生きているだけで幸せ」

どの年代でも男性より女性のほうが幸せ。

長期的な幸せなをもたらす非地位財(良い環境、健康、心の幸せ)に目を向けて生きており周囲との良好なつながりを大切にして周りと仲良く生きているから幸せ。

幸せはうつるもの。

笑うとリンパ球の一種であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化、免疫力が高まる。

ドーパミンオキシトシンセロトニン、アドレナリン、エンドルフィンが分泌されて幸福感を感じやすくなる。

幸せになるには社交的になる必要がありますが、それは自分の好きなことや興味を持っていることの範囲内で社交的になればいい。

人を幸せにする人は自分も幸せな人である。

 

幸せになる実践方法

今日あった3つの良いことを書く(セリグマンthree good things)

 

日本人のためのポジティブ心理学

小さくてもいいから幸せな心を作っておく。

幸せの因子分析から4つの因子。

やってみよう(自己実現と成長の因子)

ありがとう(つながりと感謝の因子)

なんとかなる(前向きと楽観の因子)

ありのままに(独立とあなたらしさの因子)

 

人に親切にすると自分も幸せになる。

みんなが幸せな社会をつくることが目的。

どうしたら幸せになるかわかってきたので、ポジティブ心理学を学ぶことでさらに幸せになる。