『明日をひらく言葉』やなせたかし著

アンパンマンや、手のひらを太陽になどたくさんの作品で私たちを楽しませてくれるやなせたかしさんですが、子供向けかなと思っていた。 先日安野光雅さんの『絵の教室』を読んで深いところを学べたと思えたので、やなせたかしさんの本も読んでみた。 ぼくら…

『人新世の「資本論」』斎藤幸平著

驚愕した。 ここでは、マルクスも資本論も過去のお話ではないのだ。 純粋培養された学問の世界ではこの本に書かれているようなことが真剣に考えられている。 プーチンや習近平の手下になりたいのだろうか?あるいは第二第三の彼らのもとで生きたいのであろう…

『清華大生がみた最先端社会中国のリアル』夏目英男著

著者は、古き中国へ2007年に両親の仕事ために移住した。清華大学へ入学する。 2008年の北京オリンピックを起爆剤に中国は経済成長と国際社会への歩みをスタートした。 その後、財布を必要としない最先端のテクノロジーの国となった。 中国は現状を打破できる…

『絵の教室』安野光雅著

2020年12月24日クリスマスイヴに亡くなった安野光雅さん。 子供向や穏やかな絵を書く人というイメージだったが、この本は想像とは違っていた。 NHKTV番組人間講座「絵とイマジネーション」(2004)のテキストから本書ができている。 この本の結論は、想像力、…

『「考える力」トレーニング』白取春彦著

考えることをやめた瞬間本当の意味での自分の人生を手放すことになる。 語彙の豊かさ、組み合わせる材料を多く持っている。 考えることは自分自身が変わること。 新しい考えは新しい自分から生まれる。 怠慢な受け身ているかぎり自分が新しくなることはでき…

『ブランディングファースト』宮村岳志著

新しい時代の経営の思考法。 ブランドは柱でありその柱を確立するための施策がブランディング。 ここでは企業に関する話であるが、個人でも同じだと思う。 ブランディングは重要だと思う。 例としてシャンプーのボダニストが挙げられている。大阪の小さな会…

『イメージを読む』若桑みどり著

5年前くらいの読んだ若桑みどりさんの渾身の作品『クワトロラガッティ』に心揺すぶられる体験をして名前はしっかりと覚えた。芸術新潮の2021年2月号の本の紹介で橋本麻里さんおすすめの中にこの本があった。これは読まなければ。 綺麗な楽しいものが芸術だ…

『トポロジカル物質とは何か』 長谷川修司著ブルーバックス

トポロジカル物質の発見は、ここ十数年の研究から生まれた新しい概念。 物質科学の究極の研究のテーマ。 解明されていない性質がモノにそなわっている。 生命現象や意識の本質が物質のまだ発見されていない隠れた性質に起因しているのではないか。 生命の誕…

『実践ポジティブ心理学 幸せのサイエンス』前野隆司著

日本人は不安になりやすい民族。セロトニントランスポーターSS型を持っている人が多い。日本人の65%が持っている。そんな日本人にポジティブ心理学は必要だ。 「どうしたら幸せになれるか」が科学的にわかってきた。 幸せな人は、自己肯定感が高い、仕事…

『やりたいことをやれ』本田宗一郎著

直球だ。まさしく。 本田宗一郎1日1話の改題。 次の言葉につきる。 人間が進歩するためにはまず第一歩を踏み出すこと。ちゅうちょして立ち止まっていては駄目である。 過ちの理由を絶対に他に求めては駄目だ。自分の行動は、自分の意志で決定する。やろう…

『ぜんぶ、すてれば』中野善壽著

今日がすべて。 今日ができることは今すぐやる。明日死ぬかもしれないから。 思いついた順になんでもすぐやれば後悔することはありません。 大きな何かを成し遂げようなんて思わなくていい。 自分の中に自然に生まれる「小さなレジスタンス」に目を向けて蓋…

『あなたはなぜ誤解されるのか』竹内一郎著

『見た目が9割』で有名な竹内一郎さんの新刊。 「私」を演出する技術が必要だ。 それには他人を観察すること、そして自分の非言語情報を客観的見る。 あとがきに全てが書かれている。 言葉は客観視できるが、自分が発する非言語情報は客観視できない。言葉…

『空海はすごい 超訳 弘法大師の言葉』苫米地英人著

Amazon Kindle unlimited 空海(774-835)奈良時代末期から平安時代初期。知っているようで知らない。 縁起とは、この世に完全なものはない=無常ということ。 まず悟りから始めよ。 そして仮の世界ではあるけれど肯定的にとらえ直して自分の役割を果たす。 …

『アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書』小川正人著

日本人はお金を理解せず嫌っている。学校でお金の勉強をしていない。 お金の本質を理解して自分の生き方を考える必要がある。レオスの藤野英人さんも『投資家がお金よりも大切にいていること』の中で書いていたように日本人はカネの話は汚い金儲け=悪だと考…

「ドコモショップで機種変更2時間」

きのう機種変更に、2時間かかってしまった。さらに家で調整でほぼ半日。 シャープのseance4から、らくらくスマートフォンへ。 iPhone7plusから、シャープのseance4へ。そしてiPhoneを下取りしてもらった。 以前らくらくスマートフォンを使っていて、LINEが…

2020年12月8000歩達成。2020年9123歩/day

2020年12月もなんとか8000歩のウォーキングを達成出来ました。2日ほど8000歩未達だったけれど、月平均で達成しました。凄いです。 途中風邪気味の日もあったがそれでも歩いた。 本当にそれが良いことなのかどうかはわからないけれど今は、達成感を感じていま…

『「ゆっくり」動くと人生が変わる』小林弘幸著

「ゆっくり」が効く。副交感神経の動きを助ける。 副交感神経アップで心と身体の不調が消える。 ゆっくりと動くことを意識するだけで一瞬で人生が良い方向に変わり始める。 所作をゆっくりにすると一瞬でエレガントになる。 ゆっくり話すだけで説得力と信頼…

『勝間式超コントロール思考』勝間和代著

無意識が9割、10割と言われている時代。 自分でコントロール出来れば幸せ感が溢れるはず。 自分と他人も大事にしつつ時間やお金を効率的に使いながら自分のイメージ通りに物事を進める方法。 コントロールするとは「受け身的に生きるのではなく自分が主役と…

『脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法』新井平伊著

寿命が延びている。認知症になる人は多い。 健康に生きて身体寿命を延ばし、同じだけ脳の健康寿命を延ばす。長生きする幸せはそこにある。 厚労省は、2025年なら高齢者の20%730万人が認知症になると推計。 予防策があれば実践したい。 この本の目的は、脳の…

『反応しない練習』草薙龍瞬著

すぐ反応してしまうけれど、反応するのをやめてみるという考え方は、興味深い。仏教の本質に迫るものだと思う。 良い悪い好き嫌いをやめてみる。 真実であり有益なこと。 自分は正しいという考えから離れてみる。 素直になる。 自分を否定しない。 一歩一歩…

『人生を変える習慣のつくり方』グレッチェンルービン著

習慣にすることで意志力を使わないで行動を改善してしていくことができる。そうありたい。 はじめは人が習慣をつくりそれから習慣が人をつくる。 人はどうすれば思い通りの自分になれるのか。 その答えは習慣。 習慣を変えるのに最適なタイミングは今なのだ…

『人は話し方が9割』永松茂久著

話し方のスキルを上げることは心を磨くことである。話し方は心のあり方で決まる。 なんと大変なことなのか? 苦手な人との会話を避け大好きな人と話す時間を増やす。 あなたの話を聞いている人はあなたの口から出る言葉だけではなく総合的なものであなたの話…

『自分の価値に気づくヒント』ジェリーミンチントン著

自己肯定感これが一番。 そのための自分の価値に気づくヒント100。 明らかにおなじ事を言ってる項目がある。 やってみると決めた項目に⭕️(20/100) 自分を受け入れる 自分の価値を信じる 自分を認める 自分の可能性に目覚める 一歩ずつ前進する 自分を改善…

『マルクスガブリエル危機の時代を語る』丸山俊一

マルクスガブリエルは何者なのか? 「新実在主義」思想界の旗手。 今目撃しているのは新自由主義の終焉だ。 背景を知らないとこの本を読んでも全体像がつかめない。 NHKの「欲望の時代の哲学2020」の書籍化。 グローバル化が進んで国家や個人の意味が失われ…

『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』越川慎司著

AI分析とつくと何か特別な気がするが、普通に行動し、成果を出すというお話です。 読書の目的は、行動すること。 評価の対象は努力ではなく結果に。 緊急度は低いが重要度が高い仕事を時間を費やす。 専門書や人伝の情報を積極的に集めようとする 自分の目指…

『習慣を変えれば人生が変わる』マークレクラウ著2017

こういう自己啓発本は、読んでいるときはモチベーションが上がると、さあやろうという気になるけれど、すぐに忘れてしまうのが難点だ。 何か一つでも出来たら良いなあ。そして自己啓発本を卒業したい。 週に3回は運動する うまくいっていることに意識を向け…

『人生100年時代あなたがご機嫌でいられるためのルーティン』中島克也著

具体的でわかりやすい。これをやればご機嫌で暮らせそうだ。しかしそれは楽しいのだろうか? 10年日記を書いて振り返る。 30年カレンダーをつくる30年後のありたい姿をイメージする。5年毎のサブゴールをつくる。 1年毎の年間計画をつくる。半年毎に見直す。…

『次郎と正子』牧山桂子著

白洲次郎と白洲正子について娘の桂子さんが書いたもの。桂子さんは、桂離宮からとったらしい。 自分が手に入れたいものは天から降っては来ないのだ。自分が欲しいと思ったら絶対に手放してはいけない。、意志の弱さが問題だ。 これが正子の教えだ。 次郎のイ…

『リープフロッグ逆転勝ちの経済学』野口悠紀雄著文春文庫

超勉強法や超整理術でおなじみの野口悠紀雄さんもうずっと昔と思っていたが未だ現役。79歳。いまなお最先端を走っている。 リープフロックとは蛙跳び。 周回遅れの日本でそれは可能だろうか。 トヨタがEVに進まない理由は、電力不足とサプライチェーン。イノ…

『1日ひとつだけ強くなる』梅原大吾著

ゲーマー。梅原大吾。 ゲームの画面を通していてもつまるところ人間どうしの闘い。勝利に感情は不利。恐怖も焦りも興奮も腹を立てるのは相手をコントロールしたい気持ちがあるから。 嫌なやつは、ゲーム感覚で人間関係に取り組む。難しい仕事はゲーム感覚で…