『テレビは見てはいけない』苫米地英人著PHP新書2009

脱奴隷の生き方 テレビは見てはいけない。洗脳装置である。 しかしキーホールTVもサイゾーにも興味は無い。 先日『闇の脳科学 完全な人間をつくる』を見てこの本のことを思い出した。 (書評サイトのHONZの仲野徹さんの書評参照) 脳科学は、知らないうちに…

③『ゼロから学ぶ日本史講義戦国江戸篇』出口治明著2020

1068中世(500年)摂政政治終わる 1568近世(300年)織田信長上洛 1868近代 明治維新 なんと明確。 生まれた年代、生まれた場所によって人の運命が大きく左右されるモノなのだと痛感させられる。信長、秀吉、家康は、3年、6年と離れて生まれている。もっと離…

②『ゼロから学ぶ日本史講義中世篇』

学校で習って、今まで思っていた日本史とはずいぶん違う。色んな研究が進み、変わってきた事もあるが、そもそもの捉え方が違うなあと。 そして近頃話題の本の内容もあちこちに散りばめられているのが楽しい。 中世を楽しむには教養がモノを言う。 あちこちで…

①『ゼロから学ぶ日本史講義古代篇』出口治明著

出口治明さんの日本史講義古代篇。 宇宙が出来たところから始まる。なんの本を買ったんだっけと表紙を見直した。 思っていた日本史の本と全然違う。科学的歴史で世界史の中に埋め込まれている。 138億年前ビックバンが起こり、46億年前に太陽系ができ、45.5…

『マインドハッキング』クリストファーワイリー著新潮社2020

『マインドハッキング』クリストファーワイリーさん。先天性の疾患で肢体が不自由なゲイのカナダ人。告発人。 気がつかないうちに、凄い時代となっている。 Facebook上で、ロシアが、アメリカ大統領選にケンブリッジアナリティカ(CA)という会社を使って大…

『2030年ジャックアタリの未来予測』ジャックアタリ2017

不確実な世の中をサバイブせよ ■憤懣が世界を覆い尽くす 金と利権と権力にしか興味のない人々が自分たちのために世界を動かしている 自分自身の人生を大切にする 自分幸福は世の中のあり方に依存する 自分自身になれるかどうかかかっている 集団の活動に大き…

『冴える脳をつくる5つのステップ-ゆっくり急ぐ生き方の実践』築山節著2020

以前に読んだ、脳神経外科医の築山さんが書いた『脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める』は、生活習慣によって冴えた脳をつくる内容。 ・集中力と頭の回転の速さを高める ・行動力とセルフコントロールを高める ・情報を入力する力と記憶力を高…

京都迎賓館見学2020

藤の間 100ヘクタールに及ぶ京都御苑内にある京都迎賓館。地下鉄今出川駅から徒歩15分。 事前申し込みが必要。ガイド付きで2000円。 所要時間は70分。 平日だったので空いていた。 京都迎賓館は、来日した各国の賓客おもてなしするため、内閣総理大臣や衆参…

『感染症の日本史』磯田道史著

人類の敵は人類ではなくウイルス。 興味深かったのは、攘夷とか、鎖国とか、感染症予防の面もあった点である。 南北アメリカ大陸で先住民たちが滅亡するのとになったのが感染症。ならば恐らく拒絶することには意味がある。 最初の天皇も伊勢の祭祀も疫病が始…

『日本一簡単な「投資」と「お金」の本』中桐啓貴著2019

投資とお金の話をわかりやすくまとめてくれています。 まず思い浮かぶのは、ピケティの「r>g」という不等式だ。「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長。明らかに資産運用が有利だ。、 80歳で寿命から100歳で寿命へと伸びた。 そのため ①より長く働く 50…

『戦略がすべて』瀧本哲史著2015

『2020年6月30日にまた会おう』 東大での講義で、8年後にみんなで答え合わせをしようと決めた期限がこの日だった。 その約束は叶わなかった。47歳の若さで亡くなってしまった。 瀧本哲史さん(1972-2019) I ヒットコンテンツには「仕掛け」がある II 労働市…

『諦める力』為末大著2013

諦める力、勝てないのは度力が足りないからじゃない。 スポーツ選手のその後の身の振り方は、ちょっと考えると、明らかに前もって戦略を立てて、人生に取り組む必要があるだろうと思う。 著者為末大さんは、元オリンピック選手としてとても知名度のある方。…

『20代で得た知見』F著2020

言葉に対する才能があるってこの人のことだ。 読んだ後にもう少し自分の感情寄りに生きてもいいのではと思った作家は、村上春樹以来だ。 言葉によってスポイルされたい人、ナルシストに乾杯。読むべき本がでました。 20代で追い詰められた人なら救われるかも…

『60歳からを楽しむ フランス人は「老い」を愛す』賀来弓月著2018

人生を美しものにしよう。 「La vie est belle」 薔薇色の人生、自分生き方は自分で決める。 ボランティア礼賛の本なら、ちょっと辟易です。ご多分に漏れず著者は元大使。無尽蔵な日本の経費で暮らしてきた方だろうと想像がつく。 そしてカトリック女子修道…

『深く考えるための最強ノート術』午堂登紀雄著2018

行動することが最も大切だが、紙に書き出すことで思考する。普段は思考していない。 ノートに書こうとするけれどどんなノートがいいのかとかペンは何がいいのかとか色々考えて試行錯誤しているうちに本来の書く内容よりそちらに重点が移ってしまい本末転倒に…

『悪魔の予言』日下公人著1997

1997年にこの本を読んだとき、なんとひどい予言と思ったけれど今から振り返れば、当たっていることが多い。この本を読んでから頭から離れなくなった。的中しすぎて怖い。書くと現実化するので、良い話を書いて欲しい。 今は日本の良さを書いてくれている本(…

2020年9月8000歩達成

先月9月も8000歩の目標を達成することができました。雨の日は家の中で歩きました。 オムロンの体組成計を4月に買って、体年齢が10歳若返りました。本当? 周りの人がコロナぶとりの中とても嬉しい。 まさに毎日8000歩 歩くというだけです。 1万歩歩いている…

『21世紀、世界は日本化する』日下公人著PHP2000年

以前に読んだ日下公人さんの『悪魔の予言』では、第1の予言、含み益を食いつぶしてGDPは半分になる。かなり当たっていてショックだったがこの本は当たってほしい。 世界は日本化する。 中流の精神は自分でやる。所謂自助だ。上流はよろしくお願いしますとい…

『ロンドン骨董街の人びと』六嶋由岐子著1997

イギリスの階級社会のありようが描かれている。イギリスにある東洋をはじめとする世界の美術品は戦利品である。本来の系譜では無い。しかしそこにあるからこそ生き残ったのかもしれない。著者が初めて住んだイースト・エンドは、タニアは超美人でもコックニ…

『疲れない脳をつくる生活習慣』石川善樹著2016

マインドフルネスの本。 ずいぶん古いという感じがしますが、継続してやってる人は成果が出てるだろうと思います。 毎日5分の瞑想。 ストレスコントロール 糖質コントロール 睡眠コントロール への化学的アプローチで生活習慣を身につけよう。 人間が1日に使…

『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs』

落合陽一は何者なのか?落合信彦さんの息子さん。メディアアーティストって何する人。 未来を夢見る役割なのか? 2030年世界はどう変わるか? それを考えることによって今からどちらに向かって走れば良いかわかる。 現状認識は確かなもので未来予測は、どち…

『マーケット感覚を身につけよう』ちきりん著2015

価値を認識する能力=マーケット感覚 最後に出てくるいろどりの葉っぱビジネスのお話は、何度も読んだり、テレビで見たりしてそういう着眼点があったのかと思っていたが、これこそがマーケット感覚のあるやり方なんだ。 知ってはいたけどちきりんさんがここ…

『日本の10大新宗教』島田裕巳著幻冬社新書2007

無宗教と言われた日本人も、実は明治維新までは神道と仏教が渾然一体となっていたが分離されたので不明になっている。 こんなに多くの宗教があるのことに驚く。 知らなかったことが満載です。新興宗教ではなく新宗教という題名。1970年代から一般化している…

『本の使い方』出口治明著 角川新書2014

1万冊を血肉にした方法 希代の読書家にして立命館アジア太平洋大学学長出口治明さんが著書です。 考える力を養うための本の使い方を伝授。 教育の最終目的は「自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を述べること」 読書量より何より精神のあり方が大切。 …

『ご冗談でしょう、ファインマンさん』ファインマン著2000年岩波現代文庫

成毛眞さんの書評で知ったこの本、 世の中にはなんでもできる人がいるのだ。 ファインマン(1918-1988)は、 まず3回結婚していて、1965年にノーベル物理学賞を貰っている。電子と電磁場の量子力学への寄与に対して。 物理学そのものだけに関心があり、誰か…

『茶の本』岡倉覚三著 岩波文庫

岡倉覚三=岡倉天心と聞けば、廃仏毀釈によって見捨てられた日本美術を評価したフェノロサに従って東京藝術大学を起こしたり国宝を制定したりした人というイメージだ。1884年法隆寺の夢殿で救世観音像を開帳した。ボストン美術館にある多くの国宝級の日本の…

『仮想通貨の確定申告がわかる本』小山晃弘著2018年11月

税制については税理士のような知識を身につけて自分で税務申告するという想定ではなく税理士に相談するための基礎知識を得ておくための本である。様々なケーススタディもあり一読の価値はあるかと思います。 H29.7(2017)以降購入時の消費税は非課税。 仮想…

『職業としての小説家』村上春樹著新潮文庫2016

村上春樹さんの作品を読むと、ああもう少し感性側によって生きてもいいんだと思わせてくれるところがいいなあと思っています。自分の感情に寄り添って生きるのもありだなあと思わせてくれる。 作家はエゴイスティックな人種だが広い心を持ち寛容さを発揮する…

『小説家という職業』森博嗣著 集英社新書2010年

かなり偏った本である。 しかしそれは合理的という言い方も出来る。 まずは書けという。それは正しいような気がする。書かなければ何も始まらない。しかも他の本を読んだりしないであるいはブログなど書いたりしないでともかくも書けという。 個人の感性に大…

『二十二社朝廷が定めた格式ある神社22』島田裕巳著

日本全国には登録している神社だけで8万5千とか。登録のな小さな神社まで数えると10万を超えるらしい。 この頃は、お寺や神社に行くことが楽しみになってきました。神や仏への信仰があるわけでもご利益を期待するわけでもないけれど、この歴史残してくれたも…